とこしえサウナ

「とこしえ」のサウナ:城崎温泉における特別なおもてなし空間

 

城崎温泉は、「まち全体で一つの旅館」というユニークなコンセプトを持ち、駅が玄関、通りが廊下、それぞれの旅館が客室、7つの外湯が大浴場として機能する一体感のある街並みで知られています。このたび、新たに誕生する「白青」と「朱玄」は、日本の伝統的な家屋で「床の間」が果たす役割を象徴するサウナ施設です。

私たちSAUNAiDEAは、城崎温泉の文化や伝統を活かしながら、ロウリュの法則を追求した本格的なフィンランドサウナを設計しました。特に、サウナ室の壁には、城崎温泉の伝統工芸である麦わら細工を模したデザインを施し、地域文化との調和を図った空間を演出しています。

「床の間」は、特別なおもてなしの場として家の繁栄を象徴する空間であり、サウナもまたこの「とこしえ(永久)」の意味を持つ場所として、最高のリラクゼーションとおもてなしを提供する場所となります。「白青」と「朱玄」の両サウナにはそれぞれ異なる個性を持たせ、訪れる方々が異なるサウナ体験を楽しむことができるよう設計しています。

サウナイデアの強みであるサウナ空調設計にもこだわり、常に新鮮な空気が循環する快適な環境を提供しています。適度な熱さと新鮮な空気がバランスよく保たれ、まるで自分の家の「床の間」にいるかのように、家族や友人と心地よく会話を楽しめる空間が構築されています。

さらに、スタッフの日々の清掃やメンテナンスにも配慮し、利用者が常に快適に過ごせるよう、効率的な設計が施されています。長期にわたって清潔で居心地の良い空間を維持するための細部へのこだわりも、このサウナ施設の特徴の一つです。

私たちSAUNAiDEAは、「とこしえ」の意味を込めたサウナを通じて、訪れるすべての方に特別なサウナ体験と最高のおもてなしを提供し続けます。

 

建築名 とこしえサウナ
ストーブ種類 電気ストーブ(HARVIA CIRINDRO 6)
定員 3人
延床面積 3.5㎡
竣工 2024年7月

お問い合わせはこちら

城崎温泉の赤石屋旅館